さようなら2016年
はてなブログに引っ越しをしてから、アクセス解析という機能が付き、どんなエントリが読まれているのか統計で出されているのを見ていると、どうも「亡念のザムド」について書いたものがちょくちょく読まれているみたい。ありがとうございます。
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さて、2016年も大晦日。終わってしまうのか。ということで1年の総括を。
【俳優・劇作活動】
CMに4本出演。ラジオCM出演。
ほろびて『雲と太陽のみち』上演・作・演出・出演(映像などなど)
リボルブ方式『夢の途中』で演出補佐的なお手伝い。
映画『グッドモーニングショー』にちょっと出演。
めがねの味わい(脱力系4人組バンド)としてライブ出演。
【ライター活動】
月刊Newtype(『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』、古田丈司監督インタビュー、HAOLINERSタイトル等々)。
WebNewtype(『宇宙パトロールルル子』等々)
アニメ!アニメ!(『モブサイコ100』、あにめたまご2016、『プラネタリアン』、『甲鉄城のカバネリ』、『GANTZ:O』、『機動戦士ガンダム ジ・オリジンⅣ』等々)。
『アイドルマスターシンデレラガールズ ビジュアルファンブック』でグッズ紹介のページ執筆。
『シュヴァルツェスマーケン』イベントパンフレット(渡邊監督×脚本樋口さん×原作内田さん座談会/音楽タシロさん×エヴァンコールさん対談 取材・構成)
『双星の陰陽師』イベントパンフレット(田口監督×五十嵐副監督×脚本荒川さん座談会 取材・構成)
Febri vol.33(『傷物語Ⅰ 鉄血篇』ライター座談会で藤津亮太さん、前田久さん、宮昌太朗さんとお話しさせていただきました)
某レーベルのリリース作成。
などなど。
不安だったライターのお仕事がなくなることなく、今年も1年来られたことに大変感謝しています。各作品や取材に協力いただいた方のお名前も全て載せたいところですが、別の機会に譲ります。
俳優業、特に舞台との両立をどう保つか、という部分でいろいろと反省点も生まれました。関わっている数はぜんぜん違うのですが。
舞台は稽古期間が1ヶ月ほど。その期間は周りがあまり見えなくなってしまうので、この視野を広げたいなあというのと、考える領域を分ければいいのでしょうけど、そこがいまだにうまく確立でいていないというところで。
それにしても、俳優の活動を少しでも続けていられるのは一瞬でも僕を思い浮かべてくれる方々のおかげです。ほんとうにありがたいです。
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今年はアイドル現場に全く行かず、ネットで動向を見守る期間でした。上半期に1番聞いたアイドルCDはアイドルネッサンス「アワー・ソングス」でした。2番目はBiSH「FAKE METAL JACKET」。
下半期はアイドルソングをあまり聞いてないです。恥ずかしながら。MUSEや清竜人(ソロの方)、宇多田ヒカルを聞いていました。
アニメソングは文脈がたくさん絡み合って聞き解くのが難しいジャンルとなりました。作家さんもバラエティー豊かな上、仕掛け人がいろんなモノを入れ込んでくるので、多面的で情報量も多く、さまざまな楽しみ方ができるのではないでしょうか。
アイドルはフィジカルがメインに来るので、ライブを見るとその時その時の到達点がわかる、という点がとても入りやすいと思います。i☆RisやWuGあたりはアイドルと同じ並びで見ることも可能(別の文脈もある)なので聞きやすいなあと思います。
背景の物語、というのはBABYMETALの大躍進と、ももクロの成長もあってだいぶ落ち着いてきたのではないでしょうか。僕がのめり込んでいたのはちょうどストーリー絶頂の時期だったので、今の状況は推しやすいかも、と遠目に見ています。
というのも、「ここに行くために努力を重ねている」というストーリーは、諦めや挫折を逆説的に照らし出すことにもなるので、推しメンが涙ながらに抜けるのは、そのアイドルが後の人生の為の選択であっても心が大変痛むのです。(……、この辺は、ヌルい考えだと自覚しつつも)。
だからBiSが再始動すると聞いた時は心がざわついたわけですね。今は遠巻きに見ています。ふと気づくと渡辺さんの手がけるグループがひとつの世界を築いていておもしろいですね。一時期の過激なプロデュースから、もう少し分かりやすい形でのアプローチでアイドルたちに関門を与えるやり方とかは安心します。
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今年見た映画で心に残っているものを。DVD視聴もアニメも含みます。
『同級生』
『KING OF PRISM by PrettyRhythm』
『傷物語』(「Ⅰ 鉄血篇」「Ⅱ 熱血篇 」)
『ズートピア』
『ADAMA』(TIAF)
『機動戦士ガンダム サンダーボルトDECEMBER SKY』
『シン・ゴジラ』
『君の名は。』
『友だちのパパが好き』
『怒り』
『オーバーフェンス』
『永い言い訳』
『淵に立つ』
『この世界の片隅に』
映画『聲の形』
『最強のふたり』
『リア王』(NTLIVE)
『RWBY』(Volume.1〜3)
『劇場版 艦これ』
まだまだあったはずですが、思い出したら追記します。
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観劇作品も書き残したいものをここに。
シンクロ少女『許されざる者』
東京タンバリン『どんてん』
玉田企画『あの日々の話』
鄭義信 三部作 Vol.2『たとえば野に咲く花のように』
マームとジプシー『あっこのはなし』
ロロ『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』
イキウメ『太陽』
シアターコクーン・オンレパートリー+キューブ『8月の家族たち』
連載40周年特別企画 舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
木ノ下歌舞伎『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』
NTLIVE『リア王』
青年団『ニッポン・サポート・センター』
cube presents『ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない〜』
葛河思潮社『浮標』
はえぎわ『其処馬鹿と泣く』
世田谷パブリックシアター『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』
M&Oplaysプロデュース『家族の基礎〜大道寺家の人々〜』
同級生演劇部『悪巧みの夜』(途中から観劇……泣)
ジョンソン&ジャクソン『夜にて』(途中から観劇……泣)
リボルブ方式『夢の途中』
ブルドッキングヘッドロック『バカシティ(あかつき編)』
per il mondo『私のかわいそうなマラート』
世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#007『キネマと恋人』
1万人のゴールド・シアター2016『金色交響曲〜わたしのゆめ、きみのゆめ〜』
もちろん他にもたくさん見たのですが、全部に触れることはできず。また、見に行きたくても行けなかった舞台が多すぎて、一時期落ち込んでいました(笑)。ほろびてに来てくださった方の舞台にはできるだけ足を運ぶようにもしていたのですが、ど〜〜〜しても見たい舞台はそちらを優先したり、先だつものの関係だったり。
舞台は豊かだなと改めて確認しました。台本があり、演出がいて、役者が言葉と格闘しながら演じる。スタッフワークもそうですが、どのセクションも能動的。そういう舞台には大きく心を動かされました。感動の大小/種類/深浅はあれ、上に挙げた舞台は全て心に残っています。
数える程ですが、怒りを感じるほど残念な舞台にも出会いました。そういう時に、「悔しい」と思える自分がいることに安心したりもします。
来年もいろいろ見たい。
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漫画も。
『モディリアーニにお願い』相澤いくえ
『あげくの果てのカノン』米代恭
『アニメタ』花村ヤソ
『聲の形』大今良時
『ヤコとポコ』水沢悦子
『夕凪の街 桜の国』こうの史代
『モブサイコ100』ONE
辺りは大事な作品たちです。
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小説はあまり読めず、
『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ
『神々の歩法』宮澤伊織
『最後にして最初のアイドル』草野原々
『最果てのパラディン Ⅰ』柳野かなた
『僕の名はアラム』ウィリアム・サローヤン
などはよかった。
漫画も小説も電子書籍で読む機会が増えてきました。
小説はもっと読みたいなあ。
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来年はいい年になりますように。
今年1年ありがとうございました。