五色と二次の海につかる、日記

俳優/劇作家/アニメライターの細川洋平による日記・雑記です。

お芝居終わりました……。

前のエントリで「近々告知アップします!」と言っておいて何ですが、

舞台、終了しました!!!!!!

自分で脚本演出したものをのぞくと、純粋な役者としては、たぶん10年ぶりくらいに一本ものの舞台に出演しました。

いろいろなことにテンパりました!
一曲、曲作りました!
稽古や本番に関する四方山話はいつの日かアップいたします……。

ということで、普通のオタ/ライター(ときどき役者)に戻ります!

読み飛ばしていただいてかまいません。

そういえば、『キャプテン・アース 公式アーカイブ FINAL EXPAND』が10月27日に発売されました。

全話解説や、各設定ページなどなど執筆させていただきました。
全話解説を書くに当たって、もちろん全話を見返していくわけですが、感じたのは、見れば見るほど、随所に、そして作品の隅々にまで気の配られている丁寧な作品なんだな、ということです。

シナリオの時点からも、その話数での伏線や伏線回収といった方法ではなく、全25話の中で実に細やかに伏線が張り巡らされていました。ひと言であったり、ただの仕草であったり。普通だったら見逃してしまいそうな、ほんのささいなものに、全て意味づけがされていました。

繰り返し見ていくうちに、毎回、別の部分で発見がある。話数を進めると、「あ、このセリフは前の○○話を受けてる」ということもボロボロ出てきます。ですので、見返すのは相当回数に及びましたが(笑)、本当に毎回発見があったので、苦ではありませんでした。

繰り返し繰り返し楽しめる作品であり、とても長い射程で作られた作品だと思います。
個人的にも、とても大切な作品になりました。
何年か経って、ふと、いつかの夏に、ダイチたちは今どうしているんだろうか、と思い出したりするのかなと思います。それからアマラとモコをはじめ、遊星歯車装置のメンバーも。

僕の心にしっとりと染みこんでいるように、長く愛されるよう願っています。

久しぶりです。

もうBiSの解散から4ヶ月も経っているなんて信じられないです。
今も音源を聞いたりして、やっぱりラストライブの奇跡的(狂騒的)な空気はもう二度と味わえないのかなと思っています。
「ありえない!」と運営に憤ったりもしましたが、あそこまでグループ全体丸ごと「エンターテインメント」しようとむちゃくちゃするグループには、この先も出会うことはないのかなと思うと寂しいですね。

ツイッターをやめました。
といっても、俳優のアカウントとライターのアカウントがあり、
ライターのアカウントの方はもうしばらく続けていこうと思います。

このブログもなかなか更新が進まないので、
俳優やライターの仕事を報告する場所や、
やっぱり日記として何か書きたいときに書く、
というふうにしようと考えています。

また辞めるかも知れませんし、ずっと続くかも知れません。
何卒よろしくお願いします。
読んでいただいている人もあまりいないようですから、
あまりセカセカせずに書いていこうと思います。

BiSなりの武道館(横浜アリーナ)

気がついたらもう13日。あれから5日経ったなんて全然信じられません。

得難く、烈火のような時間でした。
ステージ上で歌い踊り続けたBiSのメンバーもそうでしたが、
研究員のみなさんの姿も。

有志研究員のみなさんが用意した献花台に花を供え、
入場してから物販列に並んでみたら1時間30分待ちの列でした。
1時間30分待って、購入列直前まで辿り着いたところで、
開演時間となったため、買わずに離脱。
つまり何が欲しかったわけでもなく、
後ろに並んでいた初参戦の方とお話ができたことで、
何となく満足してしまいました。

ラストライブは、
ゴールドチケット(相当フンパツして)で参戦しました。
座席の番号が良くて、
プラチナチケットのすぐ後ろということもあり、
熱量の高い場所だったと言うことと、
セキュリティーの人たちの弾ける筋肉、
飛んでくるラリアットなどなどに屈しない、
おまいつ(古参)さん始め研究員たちの、
エモーショナルな姿を存分に目に焼き付けていたら、
ふと泣けてきました。
おっさんがリフト(推しのパートで持ち上げられる)されて、
渾身のケチャを捧げているところに、
めっちゃまっちょめんが飛んできて、
力ずくで粉砕していく、
あの人も、この人も、駆逐されていく、
次々と沈んで、それでもタイミングを縫って
リフトする研究員さん達の姿は、感動的でした。
何だろう、あれ。
すごくすごかった。

ステージと会場、全てでひとつの空間を作り出していました。

いろいろ考えて臨んだラストライブではありましたが、
すごくよかったです。
陳腐な言葉ですが、そう思いました。

カタルシスっぽい涙を流す隙もなくライブは終わり、
頭も体も真っ白の状態で会場を出て、
帰りの電車の中で突然こみ上げてきたり、何度もしましたが、
全部全部我慢して帰宅。

詳しいレポートなどはいろんなメディアが取り上げていましたし、
いいですかね。

2011年の秋に行ったBRAHMAN幕張メッセに続いて、
一生忘れられないライブになったことは確かです。

ありがとうございました。
叶わない夢かも知れませんが、
また会えたらいいなと思います。

解散ライブは七夕の次の日

ついに明日、7月8日がやってきます。
BiSの解散ライブ。
寂しい。
いろいろ考えていましたが、はっきり「なくなってしまう」という事実は、
なくなってからじゃないと実感できないのでしょうか。

ライブがとても楽しかった。
曲がとても好きだった。
歌声が好きだった。

単純な思いでBiSは応援してきた気がします。
もちろん、ツアーを回ったり、女川商店街復幸祭に行ったり、
特典会に行ったり、どうぶつえん感謝祭に行ったり、
といったことの9割は行えませんでしたし、
その意味では、自分は在宅オタなんだと実感しました。
自分なりの応援。
それが間もなく終わってしまう。

なくなってしまうのはもったいないなあ。
「騙された気分はどうだい?」
パンク史に残る言葉を折に触れ使ってきたBiSですが、
最後のライブで、解散を撤回して、この言葉を言い放ってほしい。

という微かな希望を胸に、8日は横浜アリーナへ向かいたいと思います。