読み飛ばしていただいてかまいません。
そういえば、『キャプテン・アース 公式アーカイブ FINAL EXPAND』が10月27日に発売されました。
全話解説や、各設定ページなどなど執筆させていただきました。
全話解説を書くに当たって、もちろん全話を見返していくわけですが、感じたのは、見れば見るほど、随所に、そして作品の隅々にまで気の配られている丁寧な作品なんだな、ということです。
シナリオの時点からも、その話数での伏線や伏線回収といった方法ではなく、全25話の中で実に細やかに伏線が張り巡らされていました。ひと言であったり、ただの仕草であったり。普通だったら見逃してしまいそうな、ほんのささいなものに、全て意味づけがされていました。
繰り返し見ていくうちに、毎回、別の部分で発見がある。話数を進めると、「あ、このセリフは前の○○話を受けてる」ということもボロボロ出てきます。ですので、見返すのは相当回数に及びましたが(笑)、本当に毎回発見があったので、苦ではありませんでした。
繰り返し繰り返し楽しめる作品であり、とても長い射程で作られた作品だと思います。
個人的にも、とても大切な作品になりました。
何年か経って、ふと、いつかの夏に、ダイチたちは今どうしているんだろうか、と思い出したりするのかなと思います。それからアマラとモコをはじめ、遊星歯車装置のメンバーも。
僕の心にしっとりと染みこんでいるように、長く愛されるよう願っています。
キャプテン・アース 公式アーカイブ FINAL EXPAND
- 作者: BONES,Newtype
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: 単行本
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